泣くときは、もっと。

 
泣くときにはもっと、ちゃんとした理由があってほしかった。
悲しいとか、さびしいとか、うれしいとか。
そういうわかりやすい気持ちのおかげで自分が泣いているのだと、
迷うことなく理解していたかった。
 

IMG_3190
 

はるこ。
あの日、名前の意味通りにあの娘が晴れを連れてきてから、
名前の音の通りに季節はすぐに春になった。
 

胡蝶蘭みたいなドレスは春の空によく映えるだろうなと思って、
どんな言葉も優しく剥がされてしまう裸の気持ちで、
わたしはとにかくただ泣いていた。
 

心からおめでとう。
お幸せに。
 

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